文化的放電

観劇、展覧会、断捨離etc ペーパー学芸員が頭と心が動いたことをゆるゆると放電するブログ

体のかたい初心者が1ヶ月ヨガを続けて感じた変化

1ヶ月ほど前からヨガを始めました。

超がつくほどの運動音痴で、今までスポーツやフィットネスが習慣化したことがありません。

ところが、ヨガはなんだかんだで続いています。

3ヶ月たつと体が変化したことが実感できるそうなので、まずはそこを目標に、1ヶ月目の記録を残しておきます。

ヨガを始める前の状態

慢性的な肩こり・首こり

学生の頃から、慢性的に肩こりと首こり状態でした。美容院でマッサージしてもらうたびに、「全力で押してるのに全然指が入っていきません」と美容師さんに苦笑いされるレベル。

20代中盤の時に、こりがひどすぎて仕事ができないくらい痛み、一時期整形外科に通っていました。

超のつく運動音痴

運動が苦手。というか、自分の体の動かし方がよくわからない。

日常生活ならともかく、スポーツとなると、どこをどう動かしたらどうなるのか、よくわからない。

姿勢の悪さ、体幹の無さ

これは仕事を始めてから、ずーっと気になっていました。

基本的にデスクワークなので、よっぽど気をつけていないと姿勢は悪くなる一方。

一時期登山をしていましたが、体幹が不安定で、特に下山する時にフラフラして危なっかしかったです。

慢性的な疲労感

そろそろ中年1年生。

起きた時から、体がガチガチなことが増えてきました。朝から肩はこっているし、足もむくんでいる。

これが噂に聞く「寝ても疲れがとれない」ってやつか…!!!

このままではまずい…。もはや、テコ入れし続けないと、普通を維持することすら難しいお年頃になってしまった。

 

ネガティブな理由のオンパレードで我ながら驚いた。

ダイエット!とか、新しい趣味さがし!とかキラキラした理由ではないのです。

ヨガなら、そんなに動かないからできそうだな…と思って始めてみたら、これが意外と楽しい!

まずはYouTubeでの独学ヨガ

最初は初心者向け朝6分間のYouTubeヨガを始めました。

youtu.be

ガッチガチだったモリタにはこれだけでも充分リフレッシュ効果がありました。

とにかく、体を動かすのが気持ちいい〜!

(なんとなく)肩の調子がいいし、前向きになる!

marinaさんと児島さんの明るいコメントもいい。

調子にのって、夜も始めました。

youtu.be

(今気づいた。この動画はヨガじゃなくてストレッチでした)

夜に行うと、リラックス効果に気づきました。寝つきがよくなるのです。

寝つきがよくなると、朝もスッと起きられる。そして朝ヨガがはかどる。

これだけ効果があると、むしろやらずにいるのが怖くなって、結局、自力で2週間朝夕のヨガを続けることができました。

朝のヨガを10分間にレベルアップしたりして。

youtu.be

ヨガスタジオに通い始めた今だからわかるけど、↑の動画は時間内に行うポーズ数がちょっと多め。

だからこそ、運動習慣皆無のモリタにとっては、運動やったな〜〜〜!という満足感があって続けられたんだと思います。

 

特に朝ヨガはおすすめ。

「朝ヨガをやった自分」として、その日1日自己肯定感高止まりで過ごせます。

ヨガスタジオデビュー

ヨガをすることが楽しくなってくると、もっと長い時間やってみたくやりました。

それと、ポーズがあっているかどうか確認したい!

鏡も見ずにポーズをとっていたので、リフレッシュやリラックス効果があっても、肝心の体の不調にちゃんと効いているのかがよくわかりませんでした。

ラッキーなことに、少人数制かつ回数券制でHPに「初めての方にもおすすめ」なクラスがあるスタジオが見たかったので、さっそく体験を申し込みました。

スタジオヨガだからわかったこと

呼吸の大事さを知る

スタジオヨガ受講で1番変わったところは、呼吸に意識を向けることができるようになったことです。

ヨガの本来の目的は、体のためというよりも、精神を高め、自分をコントロールすることだそうです。

その目的のために重要なのが呼吸法。呼吸をコントロールすることで、心や精神にも影響を与えられことができるそう。

お手本どおりのポーズを無理にとろうとして呼吸が止まってしまうよりは、自分が気持ちよく呼吸ができる範囲までポーズを軟化させちゃってよいそうです。

とはいえ、初心者はついついポーズをとるのに気を取られてしまいます。

スタジオヨガなら、講師の声かけのおかげで意識を呼吸に戻すことができました。

自分の体の使い方が本当によくわかってないんだなぁと知る

ポーズをとるときに呼吸とともに重要なのが、自分自身に意識を向けることです。

今の自分が痛気持ちいい〜と、感じるところでポーズをとればよいそうです。ちょっと安心。

こうやって動くんだな〜、ここがかたいんだな〜、ここを伸ばすと気持ちいいんだなぁ〜とじっくり自分自身を探っていきます。

これがなかなか楽しい!

太陽礼拝という複数のポーズを組み合わせた動きがあります。その中ポーズの一つ、ブランクポーズ。

このポーズを行っていた時に、講師から「ここ、もうちょっと引っこめられる?」と声をかけられました。

あとから調べたところ「ここ」は多分「丹田」。

その場では丹田の動かし方がわからず、焦るモリタ。結局講師に補助してもらったのでした。

このことが結構衝撃でした。自分の体ひとつ思い通りに動かせないのに、他人や組織をどうこうするなんて、そりゃ無茶だなぁ…となんだか神妙になっています。

リラックスすることは難しい

レッスンの最後にはシャヴァーサナ(しかばねのポーズ)を行います。究極のリラクゼーションポーズとも言われているそうです。

部屋の照明を落として、講師の声かけに導かれて体から力を抜いていきます。

ただ寝っ転がっているだけに見えて、これがとっても難しい!

肩を落として〜、表情をとって顔を休ませます〜、眼球を落として〜

講師からの声かけに「え! そこまで力を抜いたこと無い!」とびっくりします。

リラックスしてるつもりでも、言われて初めて、まだまだ力が入っていたことに気づくのです。

素直に従ってやっと、力を抜くってこういうことか、リラックスってこういうことか、とちょっとずつ実感しています。

リラックスすることすらも「できてる? これであってる?」と正解を求めてしまう自分にも気づけました。

ほかの受講生の存在でさらに自分を知る

周りの人と比べることで、自分がどのポーズが苦手なのか=どこが固いのか、ということがよくわかりました。

逆にモリタはすんなりできるポーズでも、プルプルしながらキープしている人もいる。

当たり前だけど、みんな違う人間。

とは言っても、体柔らかい人ってほんとすごいな…!

当面の課題:ダウンドッグをきれいにできるようにする

ヨガの基本である「太陽礼拝」。

まだまだ追いつくのがやっとです。太陽礼拝した翌日はなんと筋肉痛になる。

その中でも特に苦手なのが、ダウンドッグ。休憩のポーズのはずなのに。

背中が丸まって、足もまっすぐ伸ばせない。

講師に背中をぐぐーっと伸ばしてもらうと「いででででで」となってしまう状態。

ダウンドッグの本来の姿から、前方に偏っているようなので、とにかく背中を伸ばすことを意識していきます。

好きなポーズ:チャイルドポーズ

こちらはしっかり休憩できます。

今の所どのポーズもどこかしら「いてててて」となるので、チャイルドポーズの順番になると、心の底からホッとします。

 

急に冬が到来した今日この頃。

寒くなると体がどんどん縮こまっていくので、今冬はヨガとともに乗り切ろうと思います。

まずは3ヶ月…!