文化的放電

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【多趣味な人の家計管理】アプリと手書きの併用がいい感じ(マネーフォワード×づんの家計簿)

4月から「づんの家計簿」を始めました。

6〜7年前にも挑戦したことがあったけど挫折。今回は楽しく1ヶ月続きました。

約4年愛用している家計簿アプリ「マネーフォワードME」との併用がいい感じでした。

家計簿はアプリ派か手書き派か二者択一で言われがちだけど、併用なかなか楽しいよ!という記事です。

家計を自動で見える化できる「マネーフォワードME」

moneyforward.com

「マネーフォワードME」のよいところ

  • 自動で収入や支出を記録してくれる
  • 収支・資産の内訳・推移を自動で分類してグラフ化してくれる

使っている銀行・クレジットカード・電子マネー・通販サイトなどを紐づけると、自動で家計簿ができあがります。どういうことなの、すごい。

初めて年間消費額がつきつけられた時は、その金額にびっくりしました。

費目ごとに年間消費額を把握できるので、支出割合の大きい固定費の見直しに特に効果がありました。月数千円でも、年額だと数万円ですからね…。

どの支払いをどの口座やクレジットカードで行っているかも一目瞭然なので、銀行口座やクレジットカードの数を減らして家計をシンプルにすることもはかどりました。

「マネーフォワードME」の苦手なこと

変動費の見直し

クレジットカードや電子マネーの履歴では、購入した店舗と購入総額までしかわかりません。にんじん1本198円、卵1パック398円…と何をいくらで買ったかまでは把握できないので、日々の買い物行動の振り返りには不向きです。

レシートを撮影して1品目ずつ自動入力する機能もありますが、モリタにはあいませんでした。画像認識した文字や数字が微妙に違っているので修正したり、1品目ずつ手動で費目わけするのが手間だったのです。

また、クレジットカードや電子マネーの履歴が反映されるまで数日のタイムラグがあるので、その日のうちに支出を振り返ったり月末日に1ヶ月を振り返ったりすることができません。

「そうそう、この日にスーパーに行ったのは覚えてる。で、何を買ったんだっけ?」

特別費の年間管理が難しい

年払い料金や旅行、家具・家電の購入など、毎月発生するわけではない支出は年間で把握したいのですが「マネーフォワードME」では難しいです。

1ヶ月毎に集計されるため、上のような支出があるとその月のグラフは大きく偏り赤字判定されてしまいます。

こうなると、特別費と毎月発生する生活費を分けて見ることが難しく、どうせ赤字だからと生活費の管理も緩んでしまいます。(それはモリタだけ?)

スプレッドシートなどで別管理する方法もあるけど、そのためにフォーマットを探したりファイルをダウンロードしたり、こまめにPC立ち上げて作業するのはさすがに面倒くさい。

そして特別費はブラックボックス化…。

「づんの家計簿」とは?

毎日が潤う づんの家計簿 決定版

↓初心者の方にはこちらの実践漫画がおすすめ。

「づんの家計簿」をつけることで家計管理に対するマインドが変化していくのが参考になります。

挑戦マンガ 書くだけで月の生活費が13万円減った! 奇跡の「づんの家計簿術」

そんな「マネーフォワードME」を補ってくれたのが「づんの家計簿」でした。

づんさんの家計簿を見ると、「こんなにびっしり手書きできない!」と構えてしまうのですが、実はすごくシンプルです。

とりあえずおさえておきたいポイントはこれだけ。

  • その日の支出を「手書き」で書き出す
  • 支出を上書き合計(累計)していく
  • 費目わけはしない
  • 月末に集計する(給料日がいつであっても、集計期間は1日〜月末日)

レシートを書き写すのはただの作業なので、頭を使わずに始められるのもよいです。

「づんの家計簿」変動費の見直しに役立つ

買ったものを一つ一つ手書きしていくので、いやがおうでも自分の消費行動を振り返ることになります。

例えば食費だと…

・買ったものを消費できているか?

 空腹時につい買ったものは、いつまでも食べられずに残りがち。
 →次の買い物の時はレジに行く前に、1品購入をやめてみようかな。

・自分が浪費するタイミングがわかる

 準備不足で、出先で飲み物を買ったりカフェに入ったりしている。
 →次は簡単なおにぎりを作ったり、水筒を持参してみようかな。

「づんの家計簿」自分の価値観がわかってくる

手書きだから脳みそが刺激されるのか、「マネーフォワードME」で振り返るよりもお金を使った時のことが思い出せます。

疲れていたな、暑かったな、この支払いは満足度高かったな、などなど。気づきがあったら、ポジティブなものと改善したいもので色分けしてメモを残しています。

今月は、疲れている時につい使った出前館の金額と、友人との楽しい会食の金額が同じことに気づいて愕然としました。後者のようなお金の使い方を増やしたい!

ということで、疲れて帰ってきた時用のちょっと良いレトルトを常備してみることにしました。

自分の価値観にあった出費の割合が増えていくと、消費額は小さくなっても生活の満足度が上がりそうな予感です。

「づんの家計簿」特別費が扱いやすい

特別費の支出は、支出した月に記載はするけれども、その月の上書き合計にはいれません。

かわりに特別費用のページにも記載して、そちらで年間の上書き合計を出していきます。

毎月の生活費の支出とは別に特別費の累計が出るので、生活費の支出管理がしやすいです。

特別費は去年決めたゆとり費の予算を頭に置きつつ、まずは1年間記録して振り返ります。

rintaro-mu.hatenablog.com

「づんの家計簿」苦手なところは「マネーフォワードME」が補完する

  • 固定費は通帳やクレジットカードの明細を確認しにいかなくてはいけない
    →口座引落やクレカ決済の履歴が集約されているのでアプリを確認するだけでok
  • 集計が手計算
    →分類はアプリが自動でやってくれるので、月末集計がとても楽。手計算するのは毎日の上書き合計のみ
  • レシートのない支出は書き忘れがち(通販とか)
    →カレンダー機能で確認すれば、レシートがない支出も書きもらさない

「づんの家計簿」使いづらいところは変えています

  • 税込、税抜記載はしない!
    支出額の把握が目的なので、今のところは外税・内税関係なくレシートどおりに書いています
  • ほぼキャッシュレス生活なので、現金の残高は書かない
  • Suicaは交通費にしか使っていないので、チャージした時だけ記載する

など。自分なりのルールを自由に設けられるのも、「づんの家計簿」のいいところです。

 

アプリでざっくり家計全体の数字を把握して、手書きで詳細を知る。

アプリ 対 手書きではなく、アプリ ✕ 手書きの相乗効果でようやく満足する家計管理ができそうです。